微差が大差となる
【微差が大差となる】
ほんのわずかな違いが大きな差を生んでしまうということは
意識して世の中を見渡してみればあちこちで発見します。
もっとも顕著な例は、勝負の世界、
ことスポーツのトップと二番目の差
順位は一つしか違わないのに注目度は天地の差です。
オリンピックやワールドカップなど、世界の頂点に立った場合には、その勝利によって、生涯の生活を約束されてしまう人もいます。
一方2番目はどうかというと
トップほどの注目はないというのが現実で
さらに3位以下となると人々の記憶にも残りにくい
これは人に限ったことではなく
たとえば、社会科の地理で学んだ山や川、湖など、世界一の・・・日本一の・・・
一番になるものというのは大方認知されていますが
それが二番目以降となると、よほど関心を持っていないとわからない
つまり、一番になるということは
人々に認知されやすく、影響力を持つということです。
微差のもつ影響力
影響力は人々の関心を惹きつけ、そこに資本も集まりやすい
名誉や権力さえも付随してくるため
この効果をビジネスでもかなり利用されています。
本当にトップなのかと疑わしく思えても
堂々と看板に、
当店は●●で一番!
とあると、なんとなくそういう目でみるようになるからでしょう
お金に絡んでくることが
勝負にこだわる最大の理由となるといってもいいくらいです。
しかし、1番絶対、勝つ者がすべて・・といった見方には違和感を持たれる人もいると思います
さだまさしさんの作詞作曲した
「誰も知らない二番目のうた」
この歌の歌詞の中で一石投じていました
「二番目ってえらいよね
一番をささえているもんね」
2番があるから1番が存在する
こういう視点は大切ですね。
微差は大差となりますが、
互いに必要な存在でもあるということを忘れないようにしたいです。
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